社員送迎バスを導入するメリットについて(ショーファーサービスのコラム 2021.11.4)
全国的に新型コロナウイルスの流行も落ち着いてきている状況ですが、これから寒く空気が乾燥する季節に変わっていきますので油断は禁物だと感じています。
しかしながら、ここ数年は暖かい冬で関東地方南部では雪景色を見ていないと感じていませんか?
その背景には、地球温暖化、温室効果ガスの影響ではないかという指摘があります。
今回は、環境問題と感染リスク対策、企業イメージ向上の側面から、企業が社員送迎バスを導入するメリットについて取り上げたいと思います。
エコ通勤とは?
エコ通勤という言葉は、一般的に「環境にやさしい交通手段で通勤すること」を意味します。具体的には、通勤手段をマイカーからより環境負荷の少ない電車やバス、自転車、徒歩などへ利用転換することを促す取り組みです。
環境省では、我が国の温室効果ガス排出・吸収量の算定結果に関する最新の発表資料を毎年公表しています。
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg-mrv/emissions/
その資料のうち、運輸部門の資料を見てみると、2019年度のデータでは、1人を1km輸送する場合、自家用乗用車では114 gのCO2が排出されるのに対し、バスでは53gのCO2が排出されているという数値がでています。
自家用乗用車については、2005年度比で約16%もCO2の排出量が減っているのですが、そもそもバスの方が環境負荷の小さい交通手段であることがわかると思います。
https://www.env.go.jp/earth/ondanka/ghg-mrv/emissions/yoin_2019_2_4.pdf
送迎バスの導入は、地球温暖化抑制、渋滞緩和、通勤中に発生する事故の削減などの他、地域の活性化につながることもあります。
メリットは?
企業が社員送迎バスを導入するメリットについて、ショーファーサービスでは次のように考えています。
<地域にとって>
1.周辺地域の通勤時間帯の渋滞緩和が期待できます。
2.公共交通の利用者の増加、公共交通サービス水準の向上等が期待できます。
3.地球温暖化抑制に寄与します。
<事業所にとって>
1.企業イメージの向上が図れます。
2.マイカー通勤者のための駐車場経費の削減、社有地の有効利用につながります。
3.従業員の健康増進、通勤時の事故減少、定時出勤等に寄与します。
<従業員とって>
1.公共交通や自転車、徒歩での通勤は、健康増進にも役立ちます。
2.渋滞に巻き込まれず通勤ができます。
3.交通事故にあう確率は低減し安全に通勤ができます。
4.マイカーの負荷(車両損耗、燃料の負担)を減らすことができます。
求人にも大きく影響する送迎バス
ショーファーサービス茨城営業所があるつくば市やその周辺地域には、工場や施設、物流の集約拠点も多く、毎日そこで勤務される方々が通勤しています。
事業者にとっても、感染対策を徹底しながら安全安心に社員の方々が通勤できる環境をつくる必要があります。
その方法の一つに社員専用の送迎バスを検討する事業所が増えてきています。
実は求人や採用などにも直結しています。
駅からの距離や公共交通機関が充実していないことにより、社員やアルバイト募集などにも大きく影響することが分かってきました。
特に、自家用車前提で通勤してもらうことを事業者が考えていた場合、自家用車を持っていない方々に対し、採用側は敬遠してしまい、また募集者側としても応募ができません。
不安定な採用状況は事業者において最も課題となる部分かと思います。
人材確保の安定化を図るためにも、充実した交通手段を確保することは採用や安定雇用にも直結する重要な要素といえます。
ショーファーサービス茨城営業所(TEL 029-869-9537)では、茨城県内にある事業所の社員送迎バスや特殊車両の運行業務も請け負っております。
社員送迎バスについて、お困りのことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
ショーファーサービスは、持っているノウハウを生かして、企業のエコ通勤のお手伝いが出来ればと思っております。