良い新年を迎えるために(ショーファーサービスのコラム 2021.12.1)
2021年も残すところ、1か月となりました。
個人的には、あっという間に年末を迎えた感が強い一年という印象でした。皆さんはどんな一年でしたか。
さて、2021年最後のコラムは、新年を迎えるためにということで
- 車をきれいにしよう
- 年末の時期は、役員の方々があいさつ回りで頻繁に移動されているのではないでしょうか。新型コロナウィルスの世界的な蔓延になる前は、夜の会食やゴルフ送迎も多かったので、緊急事態宣言も明けた今年は昨年と異なる状況かもしれません。
それでも、12月の最終週ともなると、あいさつ回りも一段落して日中のご利用も落ち着いているのではないかと思います。
そこで、新年に向けて時間的に余裕のあるこの時期に『本格的』に役員車を綺麗にして、役員の方々に快適に乗車いただけるように準備しましょう。 - 車体の洗車だけでなく…
- 『洗車』については、役員ドライバーならば普段から気にしていることと思います。
ただし、車体ばかりに向けていませんか?前段で「本格的」と書いたのは、ここにあります。
コーティング施工をしている車両といえども、手洗い洗車ともなると始めから拭き上げの終了まで最低1時間は平気でかかります。普段の時期では、車体以外の場所までは時間的な制約から対応し辛いと思います。結果、普段手を付けていない場所にどんどん汚れが溜まっていきます。
なので、運行が落ち着いた時期に普段洗車している箇所以外の所(トランク、エンジンルーム、車内、控室・ロッカー)をしっかり洗浄・清掃して良い新年を迎えましょうというところから『本格的』と書きました。
簡単に挙げたつもりですが、かなりのボリュームです。1日でやろうとすると、時間も足りないですし、どんな体力自慢の方でもへばってしまいます。やはり、数日かけて順序良く行っていきましょう。
より具体的には
●車体
ドアのヒンジ部分、給油口まわり、パッキンの水垢、タイヤハウスやホイールの裏側などの部分です。
お客様が乗る方のドアヒンジ部分やタイヤハウスやホイール部分は、どうしてもお客様の視界の中に入ってくる箇所ですので、細いブラシやクロスを使って汚れや水垢をしっかり落としましょう。
●車内
フロア(マット含む)部分の汚れ、窓ガラス内側の汚れ、シートベルトの汚れ、シート、各ポケットやシート(継ぎ目のところも)の埃などです。
埃っぽいと見た目の印象が悪くなるのと、衛生面でよくありません。シートの継ぎ目や各ポケットとかに食べカスとか埃がたまっていますので、掃除機をかけ、固く絞った濡れタオルで拭き上げるようにしましょう。ただし、車両によっては素材を傷める場合がありますので、目立たないところで試してから行いましょう。
また、フロアマットも泥汚れがついています。水洗いする場合は生乾きにならないように注意しましょう。
盲点かと思いますが、シートベルトは汗汚れがついています。濡れタオルなどでしっかり汗や皮脂汚れを落としましょう。
●トランク
水垢、泥や落ち葉などの汚れやトランクルームの整理
雨水や洗車の際の水が後方に流れる部分に泥汚れや水垢汚れが溜まっていることがありますので、目立たない部分ですが、汚れを落としていきましょう。
せっかくですので、ついでに車内とトランクルームの整理もしましょう。
『車内やトランクルームもお客様のスペース』と考えて、私物や不要なモノや頻繁に使わないものは、車外で保管するようにしましょう。(燃費向上にも貢献します)
エンジンルームは、ボンネットの裏側やフード周りについた油汚れや水垢などを綺麗にしましょう。見た目が良くなります。
控室・ロッカーにある今まで預かった資料のファイリングや備品の整理整頓をしましょう。 - 役員車は誰のもの?
- 役員車は誰のものか?
当然、役員様のものであり、その役員様が勤務される企業のものです。
そして、役員車はその役員様の社会的地位を示すものの一つであり、役員様が御召しになるスーツや靴と一体的なものではないでしょうか。
例えばあなたが、その役員の取引先の役員として想像してみてください。
役員様自身の御召し物は、仕立ての良いスーツに身を固め、ピカピカに磨かれた靴をお履きになられているのに、役員車が到着してドアサービスを受けているときにその車内を覗いてみた時、至る所が汚く雑然としていたら、取引先企業の役員であるあなたは、取引相手であるその役員様・会社様を心の底から信用するかどうか…
役員様は人知れずそういうところをチェックされているかもしれません。
ショーファーサービスは、お客様の財産である役員車を預かり、乗客である役員様が快適に目的地までご移動いただくように運転をする仕事です。
快適な移動空間を作るのも役員ドライバーの仕事の一つと思います。
本格的に車の内外を綺麗にして、快適な状態で新年を迎えましょう。