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役員車の傾向について(ショーファーサービスのコラム 2022.5.9)

役員車の傾向について(ショーファーサービスのコラム 2022.5.9)

東京地方は桜の季節もおわり、街路樹として植えられているツツジが色鮮やかな花を咲かせています。街路樹でツツジが選ばれている理由は、過酷な環境に耐え瘦せた土地でも虫がつかず美しい景観を保ち、さらに空気清浄効果もあるからだそうです。
ゴールデンウイークも過ぎると、3月決算の企業では決算報告が始まり、6月の定期株主総会に向け少しずつ準備が始める時期になります。関係部署の中には、新しい役員のための準備を進めているところもあるかと思います。
そこで、
今回は、役員車の車種の傾向について触れてみたいと思います。

昔の役員車というと
前回のコラムでも触れましたが、役員車に用いられる車両は、そのほとんどが高級車と呼ばれるクラスの車両です。
以前は、セダンタイプの車両が主流でした。

例えば、今から約20年前の2000年頃の役員車に用いられた車両といえば、国産車ならば、
トヨタ センチュリー、セルシオ、クラウン・クラウンマジェスタ
ニッサン プレジデント、シーマ、セドリック、グロリア
三菱 ディグニティ、プラウディア、デボネア
ホンダ レジェンド、インスパイア
あたり、輸入車ならば、
メルセデス・ベンツ Sクラス、BMW 7シリーズ、たまにベントレー、ロールスロイス、キャディラック、リンカーン
で、ワゴン車・ミニバンはほぼありませんでした。
現代の役員車というと
それから約20年(どこかの有名漫談師のセリフではないですが…)経過し、現代の役員車というと
トヨタ アルファード、ヴェルファイア、グランエース、レクサスLS、クラウン
ニッサン シーマ、フーガ、エルグランド
ホンダ レジェンド
三菱 ディグニティ(ニッサン シーマのOEM)、プラウディア(ニッサン フーガのOEM)
あたり、輸入車の方は、
メルセデス・ベンツ Sクラス、Vクラス、マイバッハSクラス、BMW7シリーズ、アウディA8、ベントレー、ロールスロイス
あたりが用いられているのではないでしょうか。

車種の統廃合がすすみ、一部メーカーでは役員車向けに採用されるような高級車が製造されなくなっています。

ここで、特筆すべきところは
ミニバンクラスがラインナップされ、年々セダンタイプよりも多く選ばれていることです。

実際に、昨年11月にショーファーサービス本社契約先の管理自動車の比率を調べたところ、
1.アルファード・ヴェルファイア 28.6%
2.トヨタクラウン(マジェスタ含む) 21.8%
3.その他の国産車(1.2.の車種およびレクサスLSを除く) 18.5%
4.レクサスLS 16.0%
5.その他の輸入車(メルセデス・ベンツSクラス、メルセデス・マイバッハを除く)9.2%
6.メルセデス・ベンツ(メルセデス・マイバッハ含む) 5.9%
となり、セダン型のレクサスLSよりミニバン型のアルファード・ヴェルファイアの方を役員車として利用されている会社が増えています。

ミニバン型を導入する理由としては
①室内空間が広い事
②多人数乗車が可能
③乗り降りのしやすさ
とくに③については、最近のセダン型のデザインは、空気抵抗の観点からよりクーペ型に近づいており、Cピラーの角度を寝かせる傾向になっています。
そのため、後部座席を利用する役員からすると、より頭や腰をかがんで乗り降りしなければならず、それに比べてミニバン型は開口部の広いため乗り降りしやすくなっており、その部分でも採用が増えている理由ではないかと、個人的には考えています。
もちろん、セダン型に比べると、古い規格の機械式駐車場を利用できない面、高重心ですので走行安定性の面や、追突時におけるクラッシャブルゾーンの面では、不利とも考えられます。
しかしながら、しばらくは、役員車でもミニバン型を採用される企業は増えていくのではないかと考えています。
ミニバンが主流になっても
お客様がご用意いただく役員車がセダン型であっても、ミニバン型であっても、役員ドライバーの使命は変わりありません。
ご利用いただく役員(ご乗客)が、“安心して”、“無事に”、“快適に”目的地までお送りすることです。
“安心”や“無事”は、運転技術や地理知識によってもたらされるものですし、“快適”は、洗車や清掃をまめに行い自動車内外の美観を保つこと、身なりや言葉遣いなどの接遇面からもたらされるものです。

ショーファーサービスは、役員ドライバーの使命を理解し入社時研修において、運転技術、地理知識、接遇面などの一定基準をクリアした役員運転士によって役員車の運行をします。
もし、役員運転手の導入や変更をご検討中でしたら、一度ショーファーサービスの話も聞いてみてください。
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