役員ドライバーに求められる身だしなみについて(ショーファーサービスのコラム 2022.9.6)
夏の暑い盛りも過ぎました。
先日墓参に行った千葉では、稲もだいぶ黄色く穂が重くなっている様子でした。
少しずつ季節が移り変わっていきます。
さて、今回は、役員ドライバーに求められる身だしなみについて取り上げますが、前回と異なる部分に焦点を当てたいと思います。
「身だしなみ」は服装のことだけではない
「身だしなみ」というと服装のことに関心が及んでしまいますが、実はそうではありません。
広辞苑(第7版)には、
みだしなみ【身嗜み】
①身のまわりについての心がけ。頭髪や衣服を整え、ことばや態度をきちんとすること
②教養として、武芸・芸能などを身につけること。また、それらの技芸
と記載されています。
「身だしなみ」とは、頭髪や衣服の外見だけではなく、“ことばや態度など内面的なことも”きちんとしなければならない事柄ということになります。
まずは言葉遣い
役員ドライバーの仕事に関して、業務上接する方の多くが目上の方々となります。したがって、相手と話をする際は敬語(丁寧語、謙譲語、尊敬語)を意識して話すことになります。
一般的に会社勤めのご経験がある方ならば、新入社員の時にビジネスマナー研修の一環で敬語の使い方を学んでいると思います。
運転の仕事とはいえ、敬語をはじめとしたビジネスマナーをある程度身に着けていないと、お客様から不快に感じてしまうと思います。
では、もう一つの「態度」についてですが、この場合、「態度」というより「立ち居振る舞い」と表現した方がしっくりくるので、「立ち居振る舞い」にします。
みなさんは普段、ご乗客をはじめ、秘書や総務担当者と接するときはきちんと振る舞っていると思います。
ただし、ある場面において、盲点というべき箇所があります。
それは、運転中の姿。
いわゆる、片手運転や肘つき運転は論外ですが、ここで指摘するのは、足の置き方です。
なぜ、こんなことを指摘するのか?
それは、『対角の後席からよく見えるから』
ほとんどの役員車の場合、ご乗客は運転席の対角に乗車されます。
そのため後席から、運転席と助手席の間の空間越しに運転席が良く見えます。
特に右ハンドル車で、乗客が左後ろに乗車した場合、運転中にほとんど使わない左足の状態が良く見えます。
だらしなく股を広げたりしているのも良く見えてしまいます。
指摘されることは稀ですが、ご乗客は本当に細かいところまでチェックしています。
見られている仕事、魅せている仕事
役員ドライバーは、見られている仕事でもありますし、魅せる仕事でもあります。
身嗜みがきちんとしていれば、ご乗客から、「ウチのドライバー、いいぞ」と自慢にもなりますし、他の人たちから「あの乗客のところのドライバー、いいね」と羨望の的になるでしょう。
ちょっとした意識で、皆さんもそう評価される役員ドライバーになれます。
株式会社ショーファーサービスでは、役員ドライバーの仕事をやってみようという方でも、安心できる教育カリキュラムを用意しています。
もちろん、敬語の使い方や名刺交換の仕方、運転中の立ち居振る舞いなどもです。
まずは、ショーファーサービスはどんな会社なのか採用ページをのぞいてみてください。