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JAF調査結果について:ショーファーサービスのコラム2019.10.25

JAF調査結果について:ショーファーサービスのコラム2019.10.25

秋の全国交通安全運動が9月21日から30日までの10日間に実施されました。
前後して、JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)より、ある調査結果が発表されました。

信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査結果
この調査は、JAFが2016年に実施した「交通マナーに関するアンケート調査」の設問の中
で、「信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているのに一時停止しない車が多い」と思う方が、86.2%(「とても思う」が43.7%、「やや思う」が42.5%)に達し、このような場面で一時停止しない車が多い傾向でした。
この点に着目して、2016年から調査を始めたそうです。

調査期間、方法、場所等については、JAFの調査結果のページに掲載しております。
https://jaf.or.jp/common/safety-drive/library/survey-report/2019-crosswalk

信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両、全国合計約9,730台を調査した結果
歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は1,660台(17.1%)であったと発表されています。
前年比8.5ポイントの増加したとの事ですが、それでも8割以上の車が、このような場面では停止せず通過してしまっているという現実が突き付けられております。
各都道府県別での一時停止率も公表されており、全国1位は長野県の68.6%、最下位は三重県の3.4%。1都6県に絞ると、千葉県の31.0%がトップ、最下位は東京都の5.8%となっています。
調査結果を受けて、警察も取り締まりを強化!
あくまでも、割合のみの公表のため、一概にどこの地域のドライバーが良い、悪いということではないのですが、『歩行者優先』ということを再認識する材料になるかと思います。
このJAFの調査結果を重くみた警察サイドも取り締まりの強化に動いている様子です。

取り締まりを強化する背景には、このJAFの調査結果のほかに、横断中による人身事故が多いという事実もあるようです。
東京都内を管轄する警視庁のホームページによると、2019年8月1日更新された各種交通人身事故発生状況(令和元年6月末)において、歩行者の横断中の統計値が出ています。
警視庁管内の歩行者の交通人身事故全体2712件のうち、歩行者横断中に起きた事故件数は、1191件、割合にして約44%となっています。
参考:『歩行者の交通人身事故発生状況(PDF形式:506KB)』
https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/about_mpd/jokyo_tokei/tokei_jokyo/vta.files/walker.pdf
その他の事故類型別発生状況に比べても、横断中の事故は突出しています。
れっきとした交通違反になる。
信号機のない横断歩道では、自動車側が歩行者を優先し、一時停止する義務があります。
これを守らないと『横断歩行者等妨害等』と、道路交通法第38条および第38条の2の条項に違反する交通違反(一般違反行為:青キップ)となり、基礎点数 2点、反則金 大型車12,000円、普通車9,000円を支払わなければなりません。

役員車の運行業務を担う株式会社ショーファーサービスにおいても、お客様の送迎先によっては、信号機のない横断歩道を通過する機会も数多くあります。今後は、より一層、交通法規を遵守し、安全で快適な移動空間をご提供すべく、邁進してまいります。
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